平昌パラリンピックの開催が迫ってきている現在、男子選手に注目が集まりがちですが女子選手の中にもメダル獲得が期待されている選手がいます。
今回は女子アルペンスキーの代表に選ばれている村岡桃佳選手について紹介していきます。
<目次>
- 村岡桃佳はどんな人物?
- 村岡桃佳の父親は?
- メダルが期待されるスキーの腕前は?
村岡桃佳はどんな人物?
村岡桃佳(むらおかももか)選手は1997年3月3日生まれの今年21歳になる大学生でもあります。
桃の節句に生まれたから桃佳さんと名付けられたそうですよ。
4歳の時に急性横断性脊髄炎と診断され足が動かなくなり車椅子での生活を余儀なくされました。
様々な障害者スポーツを体験してはじめにハマったのは陸上競技だったそうで、中学2年生の頃には全国大会で優勝するほどの実力をだったそうです!
当時はまだ村岡選手は趣味としてチェアスキーを滑っていたそうですが、トッププレーヤーの滑りをみて魅了され本格的に練習を始めてからはメキメキと実力をつけてパラリンピック出場まで成長を遂げています。
村岡さんは現在早稲田大学のスポーツ科学部に通う3年生ですが、身体的にハンデをもった人物としては初めて早稲田大学のトップアスリート推薦で入学した選手でもあります。
他の大学でも障がい者スポーツ選手の推薦は増えていきているものの、早稲田大学をはじめとしたスポーツが強くて有名な大学ではまだまだ障害者アスリートの推薦は少ないのが現状です。
村岡選手は他のスキー部員と共に寮で暮らしており、2022年の北京冬季オリンピックでの活躍が期待されている山田優梨奈選手たちと相部屋だそうです。
同じスポーツ選手としてお互いに刺激しあえればと監督が考えているそうで、こうした健常者・障がい者の枠を作ることないあり方がもっと広がればいいなと感じますね。
村岡桃佳の父親は?
村岡選手についての話題では父親の存在についても触れられていることが多いです。
桃佳さんの父親である村岡秀樹さんは小さい頃から桃佳さんと一緒に障がい者スポーツに取り組んできたそうです。
桃佳さんと同じ目線でスポーツに触れたいと時には車椅子に乗って陸上のトレーニングに付き合ったり、一緒に30㎞近く走ったりと桃佳さんの頑張りと努力を一番近くで見守ってきたのが秀樹さんです。
本格的にチェアスキーの練習を始めるまでは秀樹さんと一緒に寒い中自主練をしてきたと桃佳さんはインタビューで話していますし桃佳さんを支え応援してきた一番の指導者でもありますね。
メダルが期待されるスキーの腕前は?
高校2年生の時に初出場となったソチパラリンピックでは緊張のあまり思うような滑りができなかったと村岡選手は話していました。
しかし、最終レースで自分らしい滑りを意識して滑った結果女子大回転座位で5位入賞を果たしていますし、メダルまで届かない距離ではないのだと感じたとも話しています。
また2017年に開催されたワールドカップ白馬大会ではスーパー大回転で優勝も果たしています。
本格的な練習を初めてから短期間でのパラリンピック出場や2017年のワールドカップでの優勝など着実に実力をつけてきた村岡選手への平昌パラリンピックでのメダルの期待は一層増していきますね。
以上、女子アルペンスキーのメダルに期待が高まる村岡桃佳選手について紹介しました。
男子選手に注目が集まりがちですが女子選手も有望なメンバーが多いですし平昌パラリンピックでのメダルラッシュに注目したいです。